お腹の使い方
腹式呼吸
いわゆる腹式呼吸で行います お腹は息を吹き上げる最初の場所と考えてください。息をはいて吸う為の器官です。ここでは筋肉の使い方が重要になります。
お腹の底を感じる為にはやや筋トレ的な踏ん張りも必要です。イメージとしては犬や猫等の動物が走った後のお腹の動き。お腹の横が凹んだり膨らんだりしています。しかもかなりワイルドに!(笑)
ということで、声を出すということはかなり人間の野性的な部分が求められます。実際生徒さんは汗をかきかきレッスンをされてますから。
練習方法 1
1.上の歯と下の歯を合わせる
2.頭の中で「1・2・3・4」と繰り返しながら数えます。
3.お腹の横側を使い、口先で「シュッ・シュッ・シュッ・シュッ」と強めに息を吐く。
その息の音の大きさでお腹の筋肉が働いているか分ります。
練習方法 2
1.上の歯と下の歯を合わせる
2.頭の中で「1・2・3・4・1・2・3・4」と繰り返し数えます。
3.「シュ~」と長く息を吐いていきます。
4.取りあえず続くところまで息を吐いてみましょう。やや強く吐いて2小節をまず目指しましょう!
練習方法 3
1.お腹の下のほうに意識を合わせ、まずは強く5秒間息を吐き続けましょう。
2.秒数を10秒に増やしてみましょう。
3.可能であれば30秒まで伸ばしましょう。
4.今度は極弱く5秒、10秒、15秒、20秒と伸ばしましょう。
注意点 最初はゆっくりと始めてみてください。息はしっかり吸う事。くれぐれも無理をせず、酸欠には気をつけるようにしてください。
ボイストレーニングで大切なことは息の出し入れを自由に出来るようにする事です。根気よくお腹を作っていきましょう。